実は長男とケンカし、長男はそのまま家を出ていきました。
この長男、昔から育てにくい子でした。
言葉の裏側が読めないのです。
例えば、小学校に上がった時に、先生から「横断歩道は手を挙げて渡りましょう!」と言われますよね。
そうすると、交通量が多く横断歩道は危ないので、歩道橋を渡ることになっている場所で、手を挙げて歩道橋を渡るのです。
なんで手を挙げるかを理解できないんです。
この場合は、お母さん方から面白い…といって笑いがおこりましたが、私は切なかった。
今回も私の言った言葉を早合点して、勝手に怒ってものを投げつけ、けり、出ていきました。
普通はここでちょっと言葉を選べばよかったとか思うのですが、この時は、これでいいと思ってしまったんです。
出ていったことを夫に伝えたところ、その日は夫のところに泊まったようです。
もし、帰ってきても、もう独り立ちしなさい、この家を出て行きなさいと伝えるつもりです。
とうとうほんとに一人になってしまいました。
…が、不思議と清々しい。
これまでは洗濯物の量が増えるので、バスタオルは使ってなかったですが、我慢せずにバスタオルを使います。
家族のために我慢してきたことなんて、たくさんある。
今までなんで我慢してきたのか…
まあ、厳密に言うと一人ではなく、一人と二匹なのでした。
息子が出ていく時に、捨て台詞に「猫とお幸せに!」と、
私はついつい「ありがとう」と言いましたが、本心からでた言葉でした。
誰も、私の幸せを邪魔しないで欲しい。それが息子であってもね。