ピアニスト 室井摩耶子さんの百寿記念スペシャル・コンサートを視聴した感想です。
まずは、室井摩耶子さん、100歳とは思えない程お元気でした。
薔薇色のドレスに身を包み登場されます。
【オンラインコンサートの概要】
自分の音楽への想い、これまでの音楽への関わり
ベートーベン「エリーゼのために」の弾き方などのお話
演奏
ベートーベン/「エリーゼのために」
ベートーベン/『ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2「月光」』の演奏
その他
他の演奏家のお祝いの言葉と演奏(詳しくはプログラム参照してください)
【感想など】
室井須磨子さんのお言葉
「80歳になった頃から、ピアノを弾くっていうことはどういうことはこういうことかっていうことを改めて感じます。」
「芸大を出て専門家になって、リサイタルで良い評をいただいたけれど、自分の音楽は何か違う、何かはわからないけど不満を感じていて、ピアノを止めようと思っていました。」
「モーツァルト生誕200年祭の国際会議出席を契機にヨーロッパに行き、自分の音楽の足りない何かがわからないと日本には帰らないと心に決めていたんです。」
音楽に真摯に向き合っているからこそ、自分の音楽の何かが足りないことに納得できない。
それを何年もかけても掴もうとする強い意思。
凄いですよね。
自分の人生のほとんどを自分の音楽に費やして来られた方なんだと思いました。
「ドイツに行ったら、「音楽をする」っていう言葉がある。これは、音楽は音で書いた詩であり小説であり戯曲であり、ということ。」
「日本に帰ってきたらなんかおかしいことになっていました。「エリーゼのために」これをバイエルを終えたぐらいの小学生が弾きやすいからといって弾いてるんですね。これは音楽じゃない。ただ音を並べているだけ。音が間違っていなければ良い、これは音楽ではないんです。」
そうなんですよね。音をただ並べて弾いていたのは、私もでした。耳が痛い。
大人になってから出会った先生も、こういった考え方で指導してくださいます。
このオンラインコンサートを視聴して、まだまだ私は青い、ピアノだけではなくて、頑張ろうと思わせてくれる、喝を入れられた感じです。
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